2008年6月30日月曜日

志賀高原を疾走する雨の波紋

5/29 志賀野反にてトレイルランニングの大会があり参加してきた。
OSJのシリーズレースだ。

参加者は1000人を越える。
今回、club Heel Freeとしてエントリーをした。ゼッケンは607番。
完走を第一の目標とし、続くレースへの手応えや可能性について探ることが中心だった。

レース前日は、受付と事前説明が中心で、受付会場には15くらいのブースが出展していた。
販売をしているものと、宣伝のみのものとあった。ウワサのキャラバ●ブースはなかった。
お店的にも、秀●壮とかヨ●キ●P2と言った、自分の中でのメジャーどころ(←偏ってるだろ!!)もなかった。コッチにも手を出そうよ!!

時間が余ったこともあり、グリーンシーズンの志賀高原の眺望を楽しみ、空いた駐車場で軽くローラーを練習した。

部屋は、ホテルだったが、冬のシーズン以外はほとんどお客さんがいないからか、部屋のにおいがすごかった。
理由は個室に設置しているトイレの水が涸れていたため、下水のにおいが上がってきていたからだった。

18:00より、開会宣言と簡単な立食パーティ。そしてコースの説明だ。
鏑木選手、横山選手など早々たる顔ぶれにも驚き、同じ舞台での競技ができることに喜びを感じた。
コースは、なかなかの難関である事がわかり俄然やる気もわいてくる!!

20:00より、遅くなったが夕食。(てか21:00には就寝だが・・・、完全にメタボコースですよ!!!)

20:30より、翌日の準備。
ハイドレーションパック(今回は1.3lくらい準備)、ライト(今回ハンドライトも保持!)、雨具、ゼリー(今回正式投入!!)、念のためコンパス、笛も忘れずに・・・
そしてゴール後の着替えなどの準備。翌朝着替える服。などなどである。

結局、テスティがんばったりして、21:30に就寝となった。

03:30起床。早速着替えをはじめ、朝食前にサプリメント。
04:00朝食の弁当を受け取り、部屋に帰る。
  結局、脂っこいおかずとおにぎりだったので食さず、自前バナナとした。
  朝から雨ということもあり、保持する水も減らす必要があったので、食事に併せて150mlくらいは飲んだ。
05:30スタートへ向けて出発。
  開会式はほぼ聞いてなかったが、さすがにすごい人数だった。
  ふと見ると、トッチさんに遭遇。出場かと思いきや今回は下見・見学と言うことだった。(ぜひ、出てほしいです!!)
  そして、セージさんにも遭遇。さすがに現役バリバリです。上位を狙う勢いで出場です。
  自分は完走が目標だったので、ちょっとショボく思えたこの瞬間。。。。
06:00スタート!!
  スタートは、3グループ目のお尻につけて準備していたが、全体としては前1/3~1/2のあたりで悪くもなく良くもなく。。。
  スタート直後、高天原マンモスコースのゲレンデを直登。中腹で横にトラバース。
  頭上より迫りくるリフトを避けつつ(グーニーズかインディジョーンズを髣髴させる感じでした。)、今度は一気に下り。
  登りで、20人くらい抜き去り、下りでさらに40人くらい抜き去り、ポジション的には3グループの先頭に近い感じまでにはつけることができたと思う。
  そこから平坦なトレイルの始まり。

用水路のような小川沿いの小道をひた走り、途中切れた道や枝がはみ出ているところなどがあり、ひたすら奥へ奥へと突き進む。
ほぼベルトコンベアのように前についていくと言う感じの一本道。休むことは許されない。(休むところないしね)
最後に川を渡ったところから山道の始まりだ。この時点で概ね4~5km。
最初は木道というか、木で作られた階段をジグザグに上るところからのスタート。ほぼ4輪駆動の登りだ。なかなかつらい。
しかし、せっかくよいポジションにつけていることもあり抜かせたくはない。
そうこうしている内に、自分のペースと近い人を数人見つける。
緑のウェアのこの人、赤いウェアのこの人、そして黒いホグロフスのこの人。と言う感じだ。
そう言ったペースメイキングの補助になる人が見つかると、それよりは遅れないようにと言う意識が働きがんばれるようになる。
もちろん、今回はポラール君も居るのでちゃんとペースを守りつつ如何に最後まで持たせるかが課題ということを認識しつつ臨んだ。

ノッキリまでの約3~4kmにわたる登りはかなり厳しいものだった。
ノッキリのことを、どこでどう間違えたか、ずっと頭の中で「ノッピキ」と繰り返していた。「ノッピキはまだか・・・」と。
ノッキリあたりで約60~70分くらいか。10km地点で且つ最初の急登をクリアしたと考えると悪くはない。
そこからは全体的に起伏の少な目のトレイル。おおむね稜線沿いということもありわかりやすくところどころ景色もよい。
寺子屋峰、赤石山あたりまではよかったが、ダン沢ノ頭あたりからはちょっとつらくなってきた。
しかも、15km付近でふくらはぎがつってしまい、大変なレース展開を強いられた。
恐らく雨および、土砂池により筋肉が冷えたたところで登り後の下りと筋肉の使い方が悪かったためだと思う。
登りで、ふくらはぎを使わないような動き、平坦な部分でももっと軽い筋肉の使い方で走る動き、下りではうまく体を使う動きをした方がいいだろう。
それに加えて、ふくらはぎを長時間にわたって使うトレーニング(持久と瞬発両者共)も必要だろう。
その後、大高山、高沢山が果てしなく遠く感じ、6~7回以上足がつってしまった。
途中のトレイルは、泥水の川がたくさんあり、その中を走りぬけるような状況だった。
高沢山に行く前にはちょっとした小川がドーーンと横たわっており、飛び越えなければならなかった。(なんだかアドベンチャーぽいな・・・)
スタッッフゥーー のサポートはかなり充実しており、要所要所で声をかけてくれてとても励みになった。

今回、下りで全開にはできず約7割くらいのとばしかた。
しかし、逆に多くの方が半分以下のパフォーマンスだったこともあり結果としては下りではダントツのスピードを見せることができた。
下りでは抜かれることがなかった。
登りは、ほぼ全歩きのため抜き返したことは別にして、10人以上に抜かれた。
黒ホグ君とは、最後の登りで引き離し、そのまま退けた。
彼、下りがめっぽう速くてかなりヤバかった。

志賀側最後のステーションで、ラストと言われ、25kmに変更されていることを知った。
休憩をしてる場合じゃないと、ラストスパート。最後の下り3、4kmは恐ろしいスピードで駆け下りた。
ところどころ転げ落ちるくらいの速さだ。おかげで最後は20人以上を抜き去り野反湖のゴールを切ることができた。
雨でてんやわんやのなか、順位を知ることはできなかったがゴール時刻からおおむね5時間40分くらいだと判断した。
今後のトレーニングのポイント、レースでの頑張りどころが見えてきた。

サービスのトン汁をいただき、泥をざっと落としてから軽く着替え、バスにて志賀まで。
バスは1.5時間くらいかかり、途中なんども落ちそうになった。立ち乗りなのに。。

15:00志賀について、帰りの準備を進めた。
  朝の弁当をいただき、どうやって帰るか考えた。
  結局群馬側からのんびり帰ることにした。草津の温泉に入り、温泉を堪能。
  高速を使わずにドライブを楽しんだ。
  さすがにちょっと眠くなってきた。
20:00くらいでまだ自宅まで100kmくらいあり、超眠かったので、高崎あたりからルート変更し、高速で帰ることにした。
それまでゆっくり運転でたくさんの車に抜かれて、割り込まれて・・・だったが、今度は逆の立場。
追い越し車線を爆走し激しく急いで帰ってきた。
夜23:00駐車場に車を停め、洗うものとか準備して、コンビニで飲み物買って帰ると23:30。
大変だってことで0:30には就寝。
翌日は予想通り激しい筋肉痛により起きられず。。。10時出社と予告しといて正解。

来週もまた新たな戦いに身を投じるのであった。