2008年7月20日日曜日

おんたけに駆ける波紋と赤石の攻防

7/20 OSJおんたけウルトラトレイル100kmレースに出場した。
このレース、深夜スタートであったため、睡眠不足によるパフォーマンス低下が懸念された。このため7/18の深夜に出発し、7/19早朝には大滝村近辺に到着し仮眠を取った。受付は昼からなのでそれまで仮眠をとる。夜までにどれだけ寝れるかというのが一つのポイントだと考えていたからだ。受付まで3時間ほど寝る事ができた。受付し、いつものようにブースを見学し、小物をゲット。15:00くらい、相馬さんがTVのインタビューを受けていた。カッコイイ。放送では293名のエントリーとか言ってた。 (実際には330人くらい出走しているようなことも言ってた)
それからザックの準備をし、おなかに物を入れて寝る。ザックは、水(といってもBAAM+・・・)2Lと、クエン酸、ジェル2本、グミ6粒、塩5粒、カムカムレモン5粒、梅固めたヤツ5粒、アミノバイタルタブレット5粒、パワーバー2本分、10秒飯1つが主な補給。ライト(ヘッド、ハンド)、ウィンドブレーカー、コンパス、携帯電話、セームタオル、鈴を持った。水2Lは結構重い。天然エイドがあることを考えるとどうだか微妙だったがとりあえず背負うこととした。
靴はlafumaのやわらかい靴で走りやすさを重視した。(後にこれが大きな失敗の一つとなるのだった・・・)
19:00くらいには、ザックも終わり、一通り服を着た状態で寝ることとした。実質1時間くらいウトウトできたので、睡眠的には朝、昼、夕とあわせれば充分だ。21:00くらいからゴソゴソ準備を始めた。本当は21:50くらいからでもいいだろうと思っていたが・・・周りが騒がしくなってきたので仕方なく・・・。
22:30には、ゴール会場で待ち状態だった。1週間前に菅平で一緒だった清水さんと出会う。同じく数人の方と知合い、スタートまでをすごす。スタート会場まではバスで搬送・・・ということだが、なかなか大変そうな状況で何度もピストン輸送をしつつ、スタッフゥ~のワンボックス車まで駆り出されていた。
22:50くらいにスタート会場に到着。第二関門に送る荷物を預け(使わないかもしれないけど、念のためって言うことで)スタートチェックをする。スタートまで談笑していると、ここで鏑木さんの登場。そうこうしてると石川さんの登場。TVカメラが来て、たくさんの選手を撮影していた。自分はインタビューはされてないがもしかしたら後ろの方に写ってるかもしれない。石川さんは、一度はインタビューを受けたものの、何度も追われて大変そうだった。「やめてください」とお断りもしていた。スターも大変だな。
そしてスタート。0:00走り出しは、清水さんたちと同じペースで行きながら心拍をモニターする。しばらく行くとさすがにペースが速いということで、バテないように清水さんたちから遅れて進むこととする。最初の登りが終わった10km地点で約1時間20分。悪くないペースだ。最初の小エイドが25kmくらいのところなので、3:00までには出たい。真っ暗な砂利道を躓きながら突き進むが、思ったよりもガレが大変だ。何とか平坦なところで走る時間を増やし、2:40位には小エイドに着く。お茶1杯を戴き、軽く足を伸ばし、第一関門へ向かう。第一関門は、35km地点。制限時刻は6:00だ。
できれば空が明るくなる前に到着したい・・・と思いつつも、到着は4:40くらい。完全に夜は明けている。というか夜明けはほぼ4:00丁度くらいだった。とてもその光景はキレイだった。感動した。第一関門にて水を戴き、スコーンのようなお菓子を一つ戴き、5分間横になる。この時点で、トップは次の小エイド(47km地点)を過ぎたということだ。4:50、第一関門を後にする。頭の中にあるのは、ここまでの所要時間から計算する次の関門の到着予測だ。うまくすれば9時くらい。遅くても10時には出たい。。。という感じだった。
しかし、その前の小エイド。ここが一つの分かれ目。47km地点ということで、ほぼ半分ということになる。半分を超えているかどうかというのは精神的な負担も変わってくるから、早く半分を超したいと思っていた。
しばらく走りながら、このコースのパタンが見えてきた。大きく尾根を右から回りこみながら続く登り。その回りも2段、3段とあり、尾根のピークでさらにあがるか下りか。尾根を回りこんで、谷のへこみまで行くと橋がありそれを渡るとまた新たな尾根へののぼりが続く。
結構、萎えてくるこのパタン。しかし、幸いなことに夜は明けているが、朝もやか今日は曇りか日差しはやわらかく気温も上がらない。
何度も止めたいと思いながらも、なんとか小エイド(47km地点)に到着。ここでも5分程度の休憩をし次へ進む。このあたり、ちょうど湖が見える景色で気持ちイイコースだった。ただし、全く走れる状況ではなかった。半歩き、半走りくらいがせいぜいだった。。。
湖を抜けてからが地獄のようなのぼりが始まる。ここからは例のパタンで全体的に登りというコース。日差しも徐々に厳しくなり、暑さとの闘いがここから始まるのであった。
既に、のぼりは全歩き。下りはなんとか走るという感じだったがこのあたりに来てこのコースの真の恐さが明らかになってきた。それは「ガレ場」普通のトレイルではそれほど連続しつづけない「ガレ場」がこのコースの9割以上。予想以上に足の裏へのダメージがあり、徐々に走ることができなくなってきた。膝、足首、股関節などは長時間の運動で痛くなることは良くあるが、足の裏が痛くて足が出せない。これは驚いた。玉砂利の足湯などで足が踏み出せない人の感覚に近いだろう。。。徐々に蝕まれていく足。脚力もなくなっていくがやはり足のダメージが大きい。
遠くの山並みが見えるが、そこに見えるのはコレまでも走ってきた林道だ。あの先まで行くのか。果てしなく気が遠くなる。
倒れそうになりながらもなんとか第二関門(64km地点)に到着。この時、9:45分。途中のペースダウンもありながらも何とか想定の範囲でそこまで悪くなかった。水を3杯位、キュウリを1本戴き、保有の補給にて回復を促し、10分くらい休憩。ザックにあるゴミをデポし、少しでも荷物を軽くし出発。10:00だ。
ここからがさらに日差しが厳しくなる時間帯だ。第二関門に来るときにイヤというほど味わったコースパタンを何度も繰り返し、第三関門へ向かう。しかし、このあたりから疲労はピークに。何度も途中で座り込む場面が出てきた。天然エイドの休憩は必須だ。第二関門から第三関門は、大きな登りはない。逆に第三関門は標高の低いところにあるため長い下りがある。下り基調になった瞬間、できる限りノンストップで駆け下りる。
休んだりしたがなんとか、13:00くらいに第三関門(80km地点。実際には78km地点)に到着。ここでも充分な休憩を取る。おにぎりがあったので喰らいつく。塩がおいてあったのもありがたい。水と米と塩を補給できた。ここから最後の闘いだ。
新たに登りが始まるが、どうも調子悪い。お腹が変だ。食べ過ぎたものが消化できてないのか!?それもあるかもしれないが、実はそうではなかった。長い下りでの腹筋と背筋への筋肉疲労だ。要は筋肉痛。
登りのペースも落ち、下りは足のダメージで走れず、周りの選手からはどんどん遅れる。悔しいが仕方ない。自分との闘いだ。ほぼ歩くのみとなった状態で長い下りを過ぎなんとなさ以後の小エイド(92km地点)に到着。この時点で一緒に来た人と一緒に、最後まで頑張ろうと誓いエイドを後にする。ここからは林道2km、車道3、4km最後の導入。という感じだと聞いた。100kmには少し足りないようだがもう充分だ。砂利道の林道は辛かったが、なんとか半分くらいは走り車道へ抜ける。車道に入ってからは疲労はピークではあるが、道が平らというだけで気持ちが違う。走れる。決して速くはないが、走り始めた。3kmは走りきれなかったが、半分近くは走った。最後の導入ではまた歩いてしまったが、ゴール会場に入るところでは力を振り絞り走った。結果は17時間1分○○秒だった。17時間は切れなかった。が、それは結果の問題であり、今回はあくまで完走。しかも、自分なりの戦略で、できる準備の中で達成した事実が重要だと感じる。
ゴール後、一緒に走った方とも互いの健闘を称え、次回のレースで会うことを約束する。
シャワーを浴び、着替え、帰り支度をする。20:00からのフェアウェルパーティに備え、約2時間寝る。うっかり寝過ごし、起きたのは20:20。お腹もすいたので、飲み物と食べ物をいただきに行く。キュウリの浅漬けが旨かった。
出ていたのは、他にピザ、フライドポテト、ポテチ、枝豆、バナナ、トースト。鏑木さん、石川さんのコメントとか、おもしろかった。
21:30パーティ終了。さて、これからどうするか。寝るか、どこかに向かうか。帰るか。
考えた結果、体のダメージが大きすぎることから観光の選択肢は消えた。睡眠については、しばらく大丈夫そうだということが分かったので帰路につく。帰りは安全運転。たくさんの車に抜かれつつ一般道を抜ける。高速道路、115km定速走行。まずは諏訪SAに立ち寄る。何か食べるか・・・一瞬考えたが何も食べず、わさびスモークチーズ、スモークソーセージを買い、次を目指す。次にやってきたのは双葉SA。このあたりでちょっと限界。ということで、ここで仮眠。目覚める。朝6:00。双葉で朝っぱらか辛みそラーメンを戴く。大きいSAをめぐりながら帰路を楽しむ。次は、談合坂SA。ここでは馬肉の燻製を買ってしまう。都内に向かうにつれだんだんと車が増えてくる。箱崎は渋滞だった。湾岸方面に抜け、木場で降りる。一般道を走り到着。結局帰宅は9:00帰ると同時に、臭くなった洗濯物が待っている。なんとなくテレビを見て、昼にツタヤに行くが、見たいと思えるものがなくほぼそのまま帰った。夕方、一瞬落ちたが、その後無性に渇きに襲われた。
こんなとき、混ぜ物なしの水が一番だ。しかも適度に冷えているもの。ということで、近所のベルクスに、水をキュウリを買いに行く。キュウリ、なぜだが塩つけて食べたくなってしまった。一気に2本、続いて2本食べてしまった。水もエビアン1.5Lを3、4時間で空けてしまった。。。
こうして、7月のビッグイベントが一通り終了となり新たな闘いへと準備をしていくのである。。。

2008年7月6日日曜日

霧ヶ峰を疾走する霧の波紋

7/6 諏訪市のイベント花祭りの一環で「霧ヶ峰ロゲイン」が開催された。
昨年、このスポーツを知り、幸いにも今年度はシリーズレースとして企画されたらしい。
3月の大会はスキーシーズンで出られなかったが、今回よりできるだけ出場したいと考えている。

ロゲイニングとは、競技のオリエンテーリングであり、タイムレースと言うよりは獲得得点の競い合いである。
このためルーティングはコース内の条件内ではあるが各自の裁量によるものとなる。

今回は原則としてはお楽しみイベントであり3時間と言う短い時間枠の中で行われた。

2000m級の山と言う事もあり、森林保護の観点からか指定された道以外の走行はNGであった。

自分は、7/5の朝に現地入りをし、コース内を試走した。
いくつかのCPは既に設置されていたが、地理感を最適化する事と、前日ではあるが折角のトレーニングができる日でもあったのでフル装備で山に入ってみた。
走りやすいところもあったが、瓦礫と沼地、そして緩んだ木道が多かった。
走りやすかったところは、笹だらけで、フルスーツでなければ切り傷が多いだろう。

前日のインスペクションでは、以下のルートだ。

強清水(ヒュッテ霧ヶ峰)-霧ヶ峰自然保護センター-沢渡-御射山ヒュッテ-八島高原-鷲ヶ峰
-鎌ヶ池キャンプ場-物見山-蝶々深山-車山乗越-車山山頂(気象観測レーダー)-車山肩
-霧ヶ峰自然保護センター-強清水(ヒュッテ霧ヶ峰)

概ね全体で15km程度だと思う。
いくつかのCPを見つけつつ、いい運動になった。

気になるのは登りにせよくだりにせよ、瓦礫道はペースを上げにくい。
しかも走り続ける事はなかなか至難の業だ。

14時過ぎに宿に戻り、チェックイン。
相部屋らしいので、知り合いができたらいいな。。。と思いつつ同室の人を待つ。

風呂に入り、汗と汚れを落とす。

15:30からはロゲイニングの講習だ。
講師は去年の朝霧でもお世話になった、村越さんだ。
相変わらずの金髪ヘアーに飄々とした感じだった。
しかも、MTBで遊んでて遅れたときた。。。。じ、自由な方だ。。。

講習は屋外講習で、読図的な話の前に、地形図の説明がされた。
ちょうどいい凹凸があり、等高線の説明から入り尾根、谷、斜度の緩急の現実と地図の違いを図解ならぬ現物解で講習。
そして、シミュレーション的にCPを配置した地図を見て地形の読み取りなどを行った。
受講者は、OL経験者ばかりであり、ロゲイニングのみ初と言う方が比較的多かった。
そう言う意味で自分は完全に異色だった。
参加者の中に、地元の主催者がいたが、CPの配置やルート、混雑状況などに関する諸情報が提供され、
これっていいのかな???と各人が内心で感じていたようだ。

その後、BBQが始まった。
地元でとれた肉や野菜、手作り料理が振舞われまた一歩メタボに近づいた。

関西、北海道など遠方からの参加者もいるということもわかった。
BBQ後、軽くローラーの練習をした。初の下り坂で、恐ろしくスピードが出てびびった。
こけるしか止まれないと感じつつもとりあえず突っ込んでみた。
結果としては平地で減速してなんとか止まり、事なきを得た。

戻ると、同室のお父さんが壊れたレコードのように語っていた。。。
2時間くらい似たような話をしつつ、22時くらいには床につくのであった。。。


7/6当日は6:30の起床、7:00からの食事をとり準備した。
サプリメントを摂取し、VAAMを飲む。準備万端だ。
8:30くらいに受付を済ませ、シューズを履く。
8:50には現地入りし、その時を待つ。

9:15より競技説明があり、9:40にはe-cardのアクティベーション。
9:48に地図が配布され、9:50から地図オープン可能。
ルーティングはほぼ頭の中にあったので、それをベースに点数から確認。
概ねブレなく行けそうだ。
自分の走力の目安が判断できないので、この地点での時間確認、
と言う事だけを決めて最初に向かうCPに向けて気持ちを集中。。。
10分と言う時間で戦略ってできないと思いきや、今回は全体地図のイメージがあったからか3分で戦略が練れた。
ちゃんと点数計算したルーティングを考えるとしたら8分くらいで十分できるだろう。
そう考えると10分は妥当な時間だと思った。

10:00スタート
道に迷いはない。まっすく進むだけ。
しかし、ペースはキープが難しい。
開始1分でなんだか辛いな。。。と感じつつ心拍上げ過ぎない位でキープキープ。と進むものの
上り坂はやはりきつい。
途中から歩き始めてしまった。
速い選手からは少しずつ引き離され、後ろからも抜かれる。
後ろから来た選手は、別のCPを取った後同じ方向へ向かっている。
これが力の差。。。と噛みしめながらひたすら登る。車山の頂上だ。
最初に登っておかなければ後が辛いという判断だった。
後からみると、自分と同様に右辺を攻めた人と、下部・左辺を攻めた人がいたようだった。
車山から、車山乗越へ、蝶々深山、物見山とお手軽高得点を狙い、沢渡へ抜ける。
出たところが御射山ヒュッテに近かったので、そちらを回って強清水に戻るコース。
物見山まで行って、1時間チョイ。御射山ヒュッテあたりで1時間45分くらい。
コース戦略的には悪くない。
帰りにポイントを取りながら、霧ヶ峰自然保護センターに来た時点で残り45分。
最後はゴール近くなのでどこまで回るかがポイント。
体力の問題もあるので、近場から都度状況を確認しながら詰めていく事とした。
まずはリフト上のポイント、そしてグライダー乗り場から奥の神社に向かう。クロカンコースをとるかどうか悩みながら走ってるとみんなが向かっている。
これはとらねば!!とそちらに向かう。この時間までに戻れなければキャンプ場は捨て、戻れたらキャンプ場回りでいく。
クロカンコースを片道1.5kmくらいはちょっと辛かった。結構歩いた。が何とか残り20分。
キャンプ場まで行って戻ってペースが悪くても5分のバッファはある。

止まりそうな体に鞭打ちながらなんとかキャンプ場をゲットしゴールへ。
結局10分前の到着。

戦略的に間違いはない。しかしもっと攻めれたはずだ。。。と思っていると、村越さんがギリギリアウト
8秒オーバーで100点マイナス。
しかし、結果は3位だったが、取得ポイント数は1位。
このギリギリの攻めが自分を熱くさせる。

ロゲイニング、如何に自分を知り、コースを知り見えない敵と競い合うかというスポーツ。
駆使するのは頭脳、体力(持久力、走力)、そして自分の心理コントロールと深いものがある。

今回、結果は44位。獲得ポイントは1171で、素人としては悪くない。
が、しかしもう少しの走力で20番台まではいけそうだ。

トップ選手を見ていても、決して短期的に速くはない。がしかし継続的に速い。
これがエンデュランス系、超持久系で必要な要素だと思う。
その上で基本的な速さを上げて行く事になるのだろう。。。

2008年6月30日月曜日

志賀高原を疾走する雨の波紋

5/29 志賀野反にてトレイルランニングの大会があり参加してきた。
OSJのシリーズレースだ。

参加者は1000人を越える。
今回、club Heel Freeとしてエントリーをした。ゼッケンは607番。
完走を第一の目標とし、続くレースへの手応えや可能性について探ることが中心だった。

レース前日は、受付と事前説明が中心で、受付会場には15くらいのブースが出展していた。
販売をしているものと、宣伝のみのものとあった。ウワサのキャラバ●ブースはなかった。
お店的にも、秀●壮とかヨ●キ●P2と言った、自分の中でのメジャーどころ(←偏ってるだろ!!)もなかった。コッチにも手を出そうよ!!

時間が余ったこともあり、グリーンシーズンの志賀高原の眺望を楽しみ、空いた駐車場で軽くローラーを練習した。

部屋は、ホテルだったが、冬のシーズン以外はほとんどお客さんがいないからか、部屋のにおいがすごかった。
理由は個室に設置しているトイレの水が涸れていたため、下水のにおいが上がってきていたからだった。

18:00より、開会宣言と簡単な立食パーティ。そしてコースの説明だ。
鏑木選手、横山選手など早々たる顔ぶれにも驚き、同じ舞台での競技ができることに喜びを感じた。
コースは、なかなかの難関である事がわかり俄然やる気もわいてくる!!

20:00より、遅くなったが夕食。(てか21:00には就寝だが・・・、完全にメタボコースですよ!!!)

20:30より、翌日の準備。
ハイドレーションパック(今回は1.3lくらい準備)、ライト(今回ハンドライトも保持!)、雨具、ゼリー(今回正式投入!!)、念のためコンパス、笛も忘れずに・・・
そしてゴール後の着替えなどの準備。翌朝着替える服。などなどである。

結局、テスティがんばったりして、21:30に就寝となった。

03:30起床。早速着替えをはじめ、朝食前にサプリメント。
04:00朝食の弁当を受け取り、部屋に帰る。
  結局、脂っこいおかずとおにぎりだったので食さず、自前バナナとした。
  朝から雨ということもあり、保持する水も減らす必要があったので、食事に併せて150mlくらいは飲んだ。
05:30スタートへ向けて出発。
  開会式はほぼ聞いてなかったが、さすがにすごい人数だった。
  ふと見ると、トッチさんに遭遇。出場かと思いきや今回は下見・見学と言うことだった。(ぜひ、出てほしいです!!)
  そして、セージさんにも遭遇。さすがに現役バリバリです。上位を狙う勢いで出場です。
  自分は完走が目標だったので、ちょっとショボく思えたこの瞬間。。。。
06:00スタート!!
  スタートは、3グループ目のお尻につけて準備していたが、全体としては前1/3~1/2のあたりで悪くもなく良くもなく。。。
  スタート直後、高天原マンモスコースのゲレンデを直登。中腹で横にトラバース。
  頭上より迫りくるリフトを避けつつ(グーニーズかインディジョーンズを髣髴させる感じでした。)、今度は一気に下り。
  登りで、20人くらい抜き去り、下りでさらに40人くらい抜き去り、ポジション的には3グループの先頭に近い感じまでにはつけることができたと思う。
  そこから平坦なトレイルの始まり。

用水路のような小川沿いの小道をひた走り、途中切れた道や枝がはみ出ているところなどがあり、ひたすら奥へ奥へと突き進む。
ほぼベルトコンベアのように前についていくと言う感じの一本道。休むことは許されない。(休むところないしね)
最後に川を渡ったところから山道の始まりだ。この時点で概ね4~5km。
最初は木道というか、木で作られた階段をジグザグに上るところからのスタート。ほぼ4輪駆動の登りだ。なかなかつらい。
しかし、せっかくよいポジションにつけていることもあり抜かせたくはない。
そうこうしている内に、自分のペースと近い人を数人見つける。
緑のウェアのこの人、赤いウェアのこの人、そして黒いホグロフスのこの人。と言う感じだ。
そう言ったペースメイキングの補助になる人が見つかると、それよりは遅れないようにと言う意識が働きがんばれるようになる。
もちろん、今回はポラール君も居るのでちゃんとペースを守りつつ如何に最後まで持たせるかが課題ということを認識しつつ臨んだ。

ノッキリまでの約3~4kmにわたる登りはかなり厳しいものだった。
ノッキリのことを、どこでどう間違えたか、ずっと頭の中で「ノッピキ」と繰り返していた。「ノッピキはまだか・・・」と。
ノッキリあたりで約60~70分くらいか。10km地点で且つ最初の急登をクリアしたと考えると悪くはない。
そこからは全体的に起伏の少な目のトレイル。おおむね稜線沿いということもありわかりやすくところどころ景色もよい。
寺子屋峰、赤石山あたりまではよかったが、ダン沢ノ頭あたりからはちょっとつらくなってきた。
しかも、15km付近でふくらはぎがつってしまい、大変なレース展開を強いられた。
恐らく雨および、土砂池により筋肉が冷えたたところで登り後の下りと筋肉の使い方が悪かったためだと思う。
登りで、ふくらはぎを使わないような動き、平坦な部分でももっと軽い筋肉の使い方で走る動き、下りではうまく体を使う動きをした方がいいだろう。
それに加えて、ふくらはぎを長時間にわたって使うトレーニング(持久と瞬発両者共)も必要だろう。
その後、大高山、高沢山が果てしなく遠く感じ、6~7回以上足がつってしまった。
途中のトレイルは、泥水の川がたくさんあり、その中を走りぬけるような状況だった。
高沢山に行く前にはちょっとした小川がドーーンと横たわっており、飛び越えなければならなかった。(なんだかアドベンチャーぽいな・・・)
スタッッフゥーー のサポートはかなり充実しており、要所要所で声をかけてくれてとても励みになった。

今回、下りで全開にはできず約7割くらいのとばしかた。
しかし、逆に多くの方が半分以下のパフォーマンスだったこともあり結果としては下りではダントツのスピードを見せることができた。
下りでは抜かれることがなかった。
登りは、ほぼ全歩きのため抜き返したことは別にして、10人以上に抜かれた。
黒ホグ君とは、最後の登りで引き離し、そのまま退けた。
彼、下りがめっぽう速くてかなりヤバかった。

志賀側最後のステーションで、ラストと言われ、25kmに変更されていることを知った。
休憩をしてる場合じゃないと、ラストスパート。最後の下り3、4kmは恐ろしいスピードで駆け下りた。
ところどころ転げ落ちるくらいの速さだ。おかげで最後は20人以上を抜き去り野反湖のゴールを切ることができた。
雨でてんやわんやのなか、順位を知ることはできなかったがゴール時刻からおおむね5時間40分くらいだと判断した。
今後のトレーニングのポイント、レースでの頑張りどころが見えてきた。

サービスのトン汁をいただき、泥をざっと落としてから軽く着替え、バスにて志賀まで。
バスは1.5時間くらいかかり、途中なんども落ちそうになった。立ち乗りなのに。。

15:00志賀について、帰りの準備を進めた。
  朝の弁当をいただき、どうやって帰るか考えた。
  結局群馬側からのんびり帰ることにした。草津の温泉に入り、温泉を堪能。
  高速を使わずにドライブを楽しんだ。
  さすがにちょっと眠くなってきた。
20:00くらいでまだ自宅まで100kmくらいあり、超眠かったので、高崎あたりからルート変更し、高速で帰ることにした。
それまでゆっくり運転でたくさんの車に抜かれて、割り込まれて・・・だったが、今度は逆の立場。
追い越し車線を爆走し激しく急いで帰ってきた。
夜23:00駐車場に車を停め、洗うものとか準備して、コンビニで飲み物買って帰ると23:30。
大変だってことで0:30には就寝。
翌日は予想通り激しい筋肉痛により起きられず。。。10時出社と予告しといて正解。

来週もまた新たな戦いに身を投じるのであった。

2008年4月20日日曜日

HFCに駆ける男たち

2008.3.18-20に中山峠で、追加のTAJ公認レース、HFCが開催された。
休暇取得がネックであったが、幸か不幸か4月の異動で休暇取得が簡易となり練習からの参加ができた。

---3.17
仕事を定時上がりでダッシュ、修理のため車を預け羽田へダッシュ。
PV氏と合流できればと思っていたがギリギリ滑り込みのため会うことができず。
代わりにヨダさんと出会う。しかも隣の席。
そんなこともありつつ千歳へ到着。

いくつかのトラブルもあったが、cHFメンバーの協力を得て峠まで何とか到着。

---3.18
ポール練習をする。
久々のポール。タイトな狙いとか攻める気持ちがかなり下がっている。。。
滑りにも変化をつけ始めていたところではあったが競技で最も難しいことが弱くなってしまっていたことが翌日以降への不安を感じさせていた。

バンク作りや、ジャンプの試技や荷物運びを手伝い、ウェノー氏、アニキにもわずかながら貢献してみた。

この日、テンションも上げられないまま疲れの中眠ってしまった。。。

---3.19
クラシック大会
コースはざっと以下のような感じだ。
スタート後10mで左わき道に入り半径10m程度のランセクション。
ランセクションから戻るとスタート位置直後。そこから縦長の6旗門ほどの緩斜面スラロームセクション。
半径2m程度の曲率の高いバンクを抜けて、バンクの後ろから林方向へ大きく左に曲がりつつ直登する感じで約30m、ほぼトラバースだがわずかに5mほど上る斜登行が20m程度。これでコースに戻る。
コースに戻るとまっすぐトラバースしてコースの逆の端へ黄旗門、直角に曲がって20mほど直滑降した後再度左直角ターン。
直角に曲がってからはコースをトラバースし、右直角に曲がってからジャンプ。
ジャンプ後10旗門程度の緩斜面スラロームセクション。
スラロームセクションの最後に急斜面中腹にバンクなしヘリコがあり、それを抜けたらゴール。

全体として2分くらいのコース設定との事。

ラップは1分46秒程度。自分は2分8秒。
この差は明らかに登り。
登りで爆発的に力を出せないことが問題だ。
この点について、今後改良することが急務だ。
しげちに登りスケーティングのワンポイントをもらい、今後の役に立てることとする。

コース設定、コースコンディション共に最高だ。
これもウェノー氏の努力のおかげだ。大変感謝している。

---3.20
GS大会。
しかも諸事情からジャンプなし。

コースはストレート。
硫安のためカチンコ。
最高だ。

1本目
楽しく・・・というかぐいぐい落下していきながら滑る・・・・
が自然に安全なターンをしていた。
巻いて巻いて、遠回りしていた。。。
大きなミスもないが、全く攻めていない。
結果は全然話にならない。。。
2本目
とにかくタイトに攻める。
コレだけを考えて試す。
1本目よりはマシになるが集中力が高まっていない。
こゆっきー氏の魂の滑りを目の当たりにし衝撃を受ける。
この気持ちの高め方、集中がなによりも大切であること。
これが自分に足らないことを認識。

今回の大会、主催者は最高の環境を提供してくれた。
協力者もそうだ。

自分の課題も見えてきた。
先は長い、着実に一つずつ片付けたい。

メンタル面の強化として、バイオリズム的な部分ではなく、モード切替的な集中力を身につけることが特に重要であることが改めて分かった。

2008年3月25日火曜日

立ちふさがる柱のような男たちとの日々

USへの遠征をした。
バーモント州、シュガーブッシュだ。ワールドカップ2008、最終戦だ。

ウェノー/アジャノーに引率されつつ参加する機会を得る。
結果を残せるわけではないが自分の力試しだったり、世界の滑りを肌で感じたりと貴重な経験だ。

スケジュールは以下のとおり
3.18 GS①
3.19 SP
3.20 GS②
3.21 CL

全体的に余裕のあるスケジュールだ。
コースは、国内のゲレンデで言うと3コースくらいつないだ長さだ。
斜面変化は中斜面~緩斜面、中斜面~急斜面、級斜面~中斜面といった構成の中に若干のうねりがありすべり外のあるコース設定だった。
標高も、緯度も高めなのでバーンは固めだ。

初日、GSは確実にゴールした。
滑りはどうだったか!?急斜面が多かったため確実に降りていった。
今の実力ではこれが妥当な策だろうが、精神的に気負いもなく国内戦と同じ感じで戦えた。
ただ、設定斜面が厳しいため、コースに少々押された感があった。
他人の滑りはそれほど気にならないが、世界の滑りはすごかった。
強豪チームの滑りは、アルペンそのものだった。
板のしなりを活かしてどんどん加速する。
ラインも映像でみると理想的にタイトなところを狙ってくる。
結果として頭の位置や腰のぶれは全く感じられない。
なんだか軽くスキーに乗りっ放し。そんな感じだ。
乗りっ放しだけど、板は生き物のように走り出す。
驚愕の滑りだった。
ポジションも低いどころか、とても腰高のまま板を外に開きだしている感じだ。
NTNも既に確実に使いこなしていた。


2日目SP。
スタート位置は上部の中斜面~緩斜面が終わったところからだが、ジャンプ下にバンクと、バンクなしヘリコが設置された。
急斜面は確実に降り、ジャンプも距離は足りなかったがこなした。
バンクは何とか及第点。ここからロックオン!
縦に縦に・・・ヘリコも、(強化合宿の成果あり)及第点でこなす。
ランセクションは、今の自分の力量の中で頑張る。
ラン、上りを練習しなきゃな!!

3日目GS②
今回は初日よりも攻めることを課題に突っ込んでみた。
残念ながらジャンプ前の旗門でこけた。
2本目は無難にこなした。
技術的にできるできないは別にして、気持ちで負けてない。そして思ったことを実行できる。
それが新しい発見だった。つまり練習してできるようになったことは出せるということだ。
結果は33位だった。こけて33位だったのは自分の中では健闘した方だ。

4日目CL
地獄のクラシック。どんな漕ぎがまっているのか。
トラバースは20m程度。
上りは、裏磐梯と同じくらいの斜度で距離は約2倍。
スラロームセクションは、前日までのGSよりもスタート位置が上だ。
恐ろしく長いコース設定だ。コレまでに滑ったコースよりも長く厳しい。
急斜面は確実に降り、バンク、ランは全力で。といった戦略だったがランが自分の力量以上だったため厳しい試合を強いられた。
ラップと1分も離される結果。ダントツブービーだった。

毎夜ビデオを確認する。
海外選手の闘志、技術、体力いずれをとっても一流だ。
柱のような男たちの躍動あふれるスキーイングは素晴らしい。
違いは何か?CAPとも話す。ウェノー氏も解説をする。

結論として自分の理解は、
滑りは無理のない自然な重心移動以外をしないことという印象を受けた。
ジャンプは、臆さずラインを超える抱え込みの跳び。
ランは、確実に練習した乗り込みと体全体の伸びを活かしたスーパースケーティング。
といった感じだ。

今後の課題として、ランの上り、急斜面のタイトな攻めを行っていきたい。

2008年3月2日日曜日

裏磐梯の波紋疾走

裏磐梯の大会があった。
キリンカップだ。

疲れもあったので、金曜日の夜から出かけ、半泊した。

リザルトはそれぞれのものを見て欲しい。

以下はとりあえずそのときの状況を記す。

テレマークスキークロス
これは、一部の人からはやめろとか怪我しない程度にと注意された。
でも、コレが結構楽しい。なかなかやめられません。が怪我をしたくはなかったので安全パイの作戦で進めた。
今回は全3戦。3位まで抜ける方式だった。
そこで、3位狙い。
できれば2位だったが安全確実にスタートダッシュで2位または3位に入る。これであとは進路を確実に保持しつつミスをしない。
この方式で決勝に進めたが、ここで争うと怪我しそうだったので軽い感じで進めたら5位となった。
ビリじゃなくてよかった。
でも今回、コースが単調だな。。。

スペシャルジャンプ
これは、ジャンプの気合と集中力をトレーニングするという気持ちで出場。
結果は、跳んだつもりだったんだけどな。。。いたって普通の結果だった。
伸び上がる方向に問題があるのかしら。。。タイミングかしら。


バンバ
これは全く意味がない。
ただただ、苦しいときに自分と戦うというところが面白い。
どうにかこうにか自分の力を振り絞ってやったけど、あと2mのところでは既に脳がSKZ(San-KetZ:酸欠)、NPP(乳酸パンパン)。既に所作が思うようにできず、そりに敷かれ30秒を無駄にした。
それがなければ意外と速かったらしい。(といっても勝ちに絡める速さではないけど・・・)
圧巻はヒグチさんのパワートスタミナだ。すごすぎた!!

DH
集中を高められないままのスタート。
漕ぎもイマイチ。できる限り減速要素を少なくしたつもりで挑んだがなかなか滑らせ切れなかったようだ。

ただ、滑走の中でジャンプにあわせて集中力を高めていけた。これは多少なりともメンタルのコントロールができたということでよかった。
最後のジャンプは吸収しようとしたが、バランスを崩しつつなんとか着地。
全体としては悪くはなさそうだったがやはりタイムの開きが気になる。
ジャンプのチェックは、跳びすぎて転倒を防ぐための措置だったため勘弁ね。

クラシッククラス
意外と悪くなかった。というか頑張った。
クロカンを履くのはこれで4日目くらいかしら。
でも楽しい。こけたのは2回のみ。一応頑張った。なんとか頑張った。
来年も出よう!!

クラシックポイントレース
自分のすべりを分析。特にラップとの20秒差について考察してみる。
ラン、ダウンヒル、スラローム、スクエア、ヘリコ
この5つで構成されたフリーゾーン。
ラン、軸がまだ不十分だ。体の前傾がもっとしっかりすると良いだろう。
ストックワーク、これがまだダサイ。コンパクトな振りと、長いストロークの押しが必要に感じた。
ダウンヒル、これは一度みてもらおう。腰、膝などの微妙なフォームまたは背筋の使い方などきっとポイントがあるのだろうが、みようみまねのため重要なポイントが分かっていない。
これは一つ課題だな。 多分ここでラップとは5秒くらい差がついていると思う。
スラローム、全クローチングでできたところだ。
途中体を浮かしてしまった。クローチング状態でのターン。または切れたスキー操作について聞いてみることにする。
スクエア、自分の今の力の中では70点くらいか。
どこで評価したかは、切り上がりがどこまでできたか。
今回のセットでは脇が狭かったためカービングで回り込むのが難しかった。
そういう意味で1mでも切りあがれた部分で評価した。 ここで1~2秒差がついたかもしれない。
ただし、約15Mののぼりに尽き、強化合宿でやったクイックなどを活用してロスなく登れたはずだと思う。ここも課題だな。 ここは3~5秒か。
ヘリコ、これは今の自分の中では80点か。
外から巻いて、ヘリコ脇で頂上に向くところまで回りこめ、一歩で頂点にさしかけることができたため。
モチロンその時点でスピードゼロなので下りに向かうまでは3歩くらいかかったからスピードゼロにならないようにはできないかとか可能性があったための評価だ。
ここはほとんど差がなかったと思う。

コレ以降規制ゾーン
規制ゾーンは、緩斜面のGSセット、振りは少ない。
こんな場合、ギューーーパンのリズムだったはず。
それを思い出しつつ。。。。自分の滑りそのもののレベルの低さは別にして、練習どおりな感じだったのでコレといって評価はない。
ということはあの距離なら2~3秒の差がついているということだろう。
が、やはり板を走らせるすべりにはなっていないことはトップとの差を広げたままとすることだ。
ラインはタイトにしたつもり。練習以上のことはできないためまずはこんなものだろう。
ジャンプ、これは思い切り跳んだ。
一本目の青線(超えた?)くらいだったので気持ち負けはしてない。
着地はかかと着地になったので、体は遅れてる。
コレも課題だ。 ただメンタルで負けてなかったところが今回は好評価としたい。

自分の中では15秒程度の差と見たいところだが、現実派さらに5秒の開きがある。
ここは自分の中では非常に大きな課題だ。
少ない時間の中、どうにか技術とメンタルを鍛えたい。


最後に、マツの優勝、これが一番嬉しかった。
これでマツは来年の世界戦も大手を振っていけるだろう。よかった。彼にはキャップの重責を全うしてもらう必要がある。

ミズキ、しげちゃん等もはるばる長野から遠征してくれた。
こうやってレースに取り組む仲間のモチベーションとチームワークができてきたことを実感しつつ、自分の課題も分析しつつ・・・もう寝る。。。

充実した大会だった。

キリ澤さんの大会運営の能力の高さには脱帽だ。。。

みんなと片付けの協力ができてよかった。。

2008年2月12日火曜日

Mカップに駆ける波紋疾走

HFNイベントに参戦。

本気計測との事で、いろいろ試す。
何が本気って、環境が本気。
だって電光掲示板アリだってばよ!!

課題が明確になってきた。

ラインどり
基本、綺麗な弧をイメージしていることもあり主に緩斜面ではロスの多い滑りとなっていた。
弧が膨らみすぎているということだ。

重心移動
これは大きな問題だ。
この移動がよろしくなく、板のたわみとのタイミングが合ってないため加速していない。
移動のイメージはあったし実践していたつもりだったが映像で見ると全くだった。
このあたりの意識改革が必要だ。
最後にずらしてしまうというのも無意識のためまずは意識することから始める必要がある。

スケーティング
安木節練習が為になった。
キモキャップありがとう。

2008年2月4日月曜日

みねかたの波紋疾走2008

みねかたのクラシックレースに出場。

前日のテレヘレ、デュアルレースと楽しめた。

そして本番。今回ある程度の結果を出して上達の成果を計ってみたかった。

結果はひどいものだった。
内容について分析してみる。

ラン、これは今回ワンプッシュでトライしてみた。
強化合宿で練習したと言うこともあり、スケーティングの基礎でもあるためしっかり蹴り出しながら進めるランを落ち着いてやりたかったからだ。
焦った状態のスーパースケーティングはこれまでもやってたけど、速度に対して疲労が激しい。
ワンストロークの伸びを考えながらスケーティングできることを実践したかった。
これは、今の実力の中ではまずまずうまくできた。
後で、(今思春期の)アジャパンには、スーパースケーティングじゃないとダメだと注意されちったけどね。

林道、これは失敗したかも。
と言うのも、スキーの滑走性がやはり不十分だ。
これについては、前日にあっちゃん、Doc-Mと林道を一緒にタラタラ帰ってて単純に追い越されたのを見て痛感した。
しかも、林道の攻め方というものを理解できていないというのも良くない。
今回は、手押しで漕いだが、恐らくクローチングで足だけスケーティングの方が速いだろう。
ここが一番わかる失敗だ。

ヘリコ、これはまずまず成功。
キモキャップの教えどおり進入の反対の側面まで回ったところでクィッとワンステップで内に入ることで回り込む。
スピードがゼロになった地点は回りきってヘリコの頂点のところだったので悪くはないはず。
さらにはもう少し回り込むまたはスピードがゼロにならないで回れるのがいいのだろうけど、今の実力ではOKだろう。

最初の中斜面~緩斜面。
これはラインのとり方で、もっと良いものもあったかもしれないが自分の中では予定通りの進め方ができた。
最初のコブから巻いて入り、まっすぐ2旗門入り、緩斜面の前のポールの前で少し巻き気味に入ることで緩斜面に対しては直線的に入ってスピードを確保。
緩斜面はぎりぎりまで引っ張ってカービング。

ジャンプ、これは失敗した。
気持ちが負けていた。疲れが出てきていたこともあり思い切れなかった。
形だけの踏み切りだったため、全く跳べてなかった。最悪だ。
コーチの教えに従えなかったのがとにかくダメだ。
こけていたとしても、そこは思い切り踏み切るべきだった。
その弱気が着地も両足となり悪循環となった。

最後の中斜面。
これは、最初の入りだけ安全に行き、まっすぐ落としたつもりだったが実際には安全なところで甘んじていたようだ。
無意識の結果だが、ジャンプで気持ちが負けたその隙が無意識の守りを生み出したように思う。

今回の結果、気持ちを細く強く持ち続けるができなかったこと、ここぞに爆発力を生み出せなかったことなどのメリハリのある闘争心をコントロールできなかったことが一つ。
そして、技術重視により道具のメンテが不十分であることが一つ。
これらが当面の課題だと思った。